現代社会では、食生活が多様化しています。
外食やコンビニ弁当の利用が増え、自炊をする機会が減っている人も多いのではないでしょうか。
そんな中、料理研究家の土井善晴氏が提唱する「一汁一菜」という食スタイルが注目されています。
一汁一菜とは、ごはん、味噌汁、おかずをそれぞれ1品ずつ組み合わせた食事です。
一汁一菜こそが、健康的で無理のない食生活を実現するための基本であると説いています。
土井氏の著書を参考に、ミニマルな食生活に欠かせない基本をご紹介します。
おかずのクッキング最終号の話
“おふくろの味”という言葉を世に広めた料理研究家の土井勝氏から2代目・土井善晴氏まで48年間続いてきた長寿料理番組『おかずのクッキング』。
そして2022年3月に最終回を迎え、これが最終号のテキストです。
わたしは 土井善晴氏が料理研究家なのは知っていましたが、こんなに感動した料理本ははじめてでした。
それから土井善晴氏の著書をたくさん買い込み、『一汁一菜』のとりこになったのです。
毎日の料理のありかたを見つめることは、日々の暮らしの基本に立ち返ること。
土井善晴氏が提唱し続けてきた「一汁一菜」という食事スタイルを、さまざまなレシピとともにわかりやすく伝える60ページもある特集号。
こちらのテキストを読んで 料理をするというハードルが下がりました。
ミニマルな食生活のバイブルになっています。
土井善晴の著書『一汁一菜でよいという提案』
一汁一菜でよいという提案
土井善晴の著書『一汁一菜でよいという提案』は、2016年に出版されたベストセラー。
この本には、家庭料理の基本である「一汁一菜」の食事スタイルを唱え、現代の忙しい生活の中で、無理なく健康的な食生活を送るためのヒントがたくさんあります。
ハレの日とケの日は、日本の伝統的な食生活において、特別な日と日常の日の区別を表す言葉。
ハレの日は、冠婚葬祭や年中行事などの特別な日で、ケの日は、それ以外の日常的な日のこと。
ハレの日の食事は、普段食べられないような豪華な料理が並ぶよ!
お正月のおせち料理や、お盆のおはぎ、結婚式の披露宴の料理などのことだね!
ケの日の食事は、シンプルで日常的なものだよ。
ご飯、みそ汁、おかずの3品で構成される「一汁一菜」や、パンとサラダの組み合わせなどだね!
本書で土井氏がすすめる「一汁一菜」とは、ご飯と具だくさんの味噌汁を基本とする、ケの日のシンプルな食事スタイル。
現代の忙しい生活の中で、無理なく栄養バランスの良い食事を摂ることができるというメリットがあります。
一汁一菜の食事スタイルを、単に「食事」というだけでなく、「暮らしの知恵」として考えること。
そして忙しい毎日の中で、心身を健やかに保つための「土台」となるものであると。
ミニマルな食生活を目指している方にぜひ読んでいただきたいです。
本書は、家庭料理の新たな可能性を示すとともに、現代の食生活を見直すきっかけを与えてくれる一冊なのです!
食べることでストレス解消していませんか?料理をしてください
一汁一菜の必須はご飯と味噌汁です。おかずを兼ねる味噌汁の作り方、考え方。
— 土井善晴 (@doiyoshiharu) March 1, 2019
🔴「みそ汁つくれる」は日本人全員がお料理できること。これで生きれる。それが はじまり。それから考えればいいと思います。 https://t.co/RcgTCLWRJd
一汁一菜の必須はご飯と味噌汁です。
おかずを兼ねる味噌汁の作り方、考え方。
「みそ汁つくれる」は日本人全員がお料理できること。
これで生きれる。
それが はじまり。
それから考えればいいと思います。
どの投稿も、一言一言に胸が熱くなり、お料理しようって思いますね。
食べることは生きること。
年をとって一人暮らしになったなら、できるだけ自分で料理をしてくださいとのこと。
自分で料理して食べることで、何より自分を大切にすることになるからです。
よく土に触れたり、山や海など自然に触れることが大切だといわれますが、料理をつくることは素材という大自然に触れること。
自然を感じ、季節を感じる。
手から伝わってくるものはたくさんあります。
料理をつくること、きちんとしたものを食べることは、自分をいたわること、大切にすることにつながると思います。
ぜひ、料理をつくること・食べることを暮らしの『柱』にしていただきたいですね。
土井善晴
お味噌汁って、こんな作り方でいいの?!って目を見開いた情熱大陸。
お料理ってもっと簡単でいいって、肩の荷が下りる動画です。
「今の人は『料理をすることが負担』と言うけど、イヤだと思うことはなにひとつする必要はないんです。
するのは楽しいことだけでいい。
お米を炊いて、みそ汁をつくって、それだけでノルマは達成。
いろんなものをつくらなきゃ、という思い込みをなくすのが『一汁一菜』なんです」
引用 土井善晴
家庭料理のおかずレシピは
『土井善晴の和食のアプリ』がおすすめ!
土井氏の、いろんなレシピが動画で見られるよ。
まとめ
ミニマルな食生活は、食費や時間の節約、健康的な食生活、環境への配慮などのメリットがあります。
一人ひとりができることは、自分の食事を改めること。
「一汁一菜」の考え方から、ミニマルな食生活に欠かせない基本を学び、無理なく実践していきたいですね。